What's 豊橋YEG

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 令和元年度から続いたコロナ禍も収束の兆しを見せ、令和5年度は久しぶりに一年を通じて制限のない活動をすることができました。その中で、豊橋YEGは、東海地区のYEGが一堂に会する第36回東海ブロック大会豊橋大会を開催しました。豊橋YEGが会員の力を集結し、約二年の準備期間を経て開催した大会には、東海地区はもとより全国各地から、多くの参加登録がなされました。大会は成功裡に終わり、豊橋の魅力、豊橋YEGの力を、広く伝えることができました。
 この一大事業を開催できたのは、豊橋YEGの会員一人一人の活躍があったからに他なりません。YEG活動は、言うまでもなく、会員個々の活動により成り立っています。豊橋YEGのさらなる発展のためには、会員一人一人が成長し、豊橋YEGを活性化していく必要があります。そこで、令和6年度は、原点に回帰し、YEG活動の意義について、あらためて考える一年にしたいと考えています。

 会員が楽しんで活動できる場所に…

 YEG活動は、誰かに強制されて行うものではありません。会員が、それぞれ主体的に活動することに意味があります。そして、主体的に活動するためには、その活動に楽しさを見出すことが必須です。私は、YEG活動の楽しさの根底にあるのは交流であると考えています。委員会や事業に参加し、同世代の仲間と交流を深めることによって、公私にわたる信頼関係を築き、その結果として、自社業の発展、自己研鑽につながっていきます。また、その仲間と活動をともにすることで、多様な価値観や発想を身につけ、地域の発展に関わることができます。このどれもがYEG活動の魅力であり、YEGに入会したことで得ることができるものであって、間違いなく人生の糧になります。もちろん、楽しむことと楽をすることは違います。YEG活動の中で苦労することや困難に直面することもあるでしょう。しかしながら、同じ場所で苦楽をともにし、困難を乗り越えてこそ、仲間との絆が一層深まるものです。豊橋YEGはそのような機会を得られる場所であると確信しています。本年度は、各委員会とも各会員が活動を楽しむことを念頭において事業を行ない、豊橋YEGを全ての会員が楽しんで活動できる場所にしていきます。
 このように、YEG活動の意義は楽しむことにあるという思い、仲間とともに楽しく活動することで様々な事業をつくり上げて行きたいという思いから、本年度のスローガンを「ともに、楽しもう。」としました。

 これからの豊橋YEGの在り方を考える

 活動をともにする仲間は、多ければ多いに越したことはありません。新たな仲間が増えることで、多様な価値観を得ることができます。その結果、既存事業に磨きをかけ、新規事業をつくり、豊橋YEGとして実現できる活動の幅を広げることができます。他方、仲間が少なくなれば、活動の幅は否応なしに狭まりますので、我々は継続的に会員を増やす努力をしなければなりません。
 そのためには、豊橋YEGに入会していない同世代の青年経済人に向けて、YEG活動の魅力を伝える必要がありますが、魅力を感じていない商品を薦めることが難しいように、魅力を感じていない活動を薦めることはできません。我々自身がYEG活動を楽しむことで豊橋YEGでの活動に意義を見出し、その魅力を自覚することで対外的にもその魅力を伝え広められるようになり、会員の増強に繋がっていきます。その意味でも、我々自身が積極的にYEG活動を楽しみ、その魅力を多くの人に伝えていきましょう。

 先に、楽しさの根底には交流があると述べましたが、交流は豊橋だけに限った話ではありません。昨年度に引き続き、多くの会員が、愛知県連、東海ブロック、日本YEGに出向しています。その中で、本年度、豊橋にて、東海ブロック親睦交流会を開催しますので、多くの仲間が再び豊橋に集まります。また、第37回東海ブロック大会は恵那の地で開催されます。昨年度の感謝の意を込めて、これら東海ブロックの事業には豊橋YEG全体で取り組んでいきます。もちろん、愛知県連や日本YEGの事業、他単会との交流事業にも積極的に参加していきます。
 これらの事業で他単会の会員と交流することは、YEG活動の幅広さを体感し、多くの知見やアイデアを豊橋YEGに持ち帰るとともに、豊橋YEG自体の魅力を再確認する重要な機会であり、これを楽しまない手はありません。会員一人一人がYEG活動を楽しむようにしていくためには、そもそも会員が豊橋YEGに何を求めているのかを考える必要があります。これは、会長や役員の課題ではなく、全会員の課題です。この課題に取り組むことは、これからの豊橋YEGの在り方を考えることにも繋がります。本年度は、ぜひとも皆様の忌憚のない意見を聞かせてください。ともに悩み、ともに語り、そしてともに楽しむことで、豊橋YEGをより良いものにしていきましょう。一年間、よろしくお願いいたします。

令和6年度 豊橋商工会議所青年部
第33代会長 中川 英俊